MTM Hydro PF22.2 / PF22.3 フォームキャノン レビュー
泡の質・濃度調整の仕組み・オリフィス選び・現行PF22.3(広口ボトル)との違いまで。世界中のカーディテーラーが選ぶイタリア製フォームキャノンを数年使って確かめた。
イタリアのメーカー、MTM Hydro が開発した「PF22.2 Foam Cannon(フォームキャノン)」は、世界中のカーディテーラー・洗車マニアに支持されるフォームランスのロングセラーモデルです(フォームプロツーツー)。2017年にPF22として発売され、PF22.2に進化。そして現在は PF22.3 へとアップデートされています。
最大の特徴はボトルの自立設計と、2ステージノズル・薬液ノブという2つの調整機構の組み合わせです。シャンプー液を入れたまま置いても倒れない安定したボトル形状、濃度をカチッとした感触で調整できるノブ、そして水平・垂直どちらにでも噴射できるノズルが、日常の洗車を効率化してくれます。
PF22.3 では、最も要望の多かった「ボトルの口径」が大幅に広口化されました。PF22.2 の細口ボトルは使用後の洗浄がしにくいという唯一の欠点でしたが、PF22.3 ではこの問題が解消されています。本体の基本構造・スペック・接続規格(1/4" QC)はPF22.2と共通のため、既存のアクセサリーとの互換性も維持されています。新規購入であれば現行の PF22.3 を選ぶのがおすすめです。




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| 許容圧力 | 約 7.5 MPa 〜 35 MPa |
|---|---|
| 許容流量 | 約 5.3 L/min 〜 20 L/min |
| 許容温度 | 60 ℃ |
| ボトル容量 | 1,000 mL(32 oz)自立スタンドアップボトル |
| ボトル口径 | PF22.2:細口 / PF22.3:広口(ワイドマウス) |
| 同梱オリフィス | 3.5(1.25mm)本体装着済み・3.0(1.1mm)同梱 |
| 接続規格 | 1/4" × M22 アダプター + 1/4" QCメッキスチールプラグ(フィッティングパック×2個入り) |
| 本体素材 | イタリア製ニッケルメッキ真鍮・シングルキャストボディ |
| 製造国 | イタリア(Made in Italy) |
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1シャンプー液を希釈してボトルに入れる カーシャンプー(スノーフォームタイプ推奨)を水で希釈してボトルに注ぎます。希釈倍率はシャンプーの指定に従いますが、PF22.2 のノブ調整で濃度を変えられるため、まずは標準的な希釈から始めるのがおすすめです。
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2フォームキャノンを高圧洗浄機のガンに接続 1/4" QC プラグを SGS35 などのスプレーガンのアウトレット(1/4" カプラー)に差し込むだけで接続できます。ケルヒャー純正ガンを使用する場合は付属の M22 アダプターが必要です。
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3ノブで濃度・ノズルで噴射角度を調整 高圧洗浄機を起動する前に、上部ノブを回して薬液量を設定します。初回は中間位置からスタートし、泡の厚さを見ながら微調整してください。ノズルは左右に回して噴射角度(ワイド〜ジェット)を変えられます。
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4車体全体に泡を乗せて数分放置 下から上に向かって泡を吹き付け、車体全体を泡でコーティングします。直射日光を避けた場所で2〜3分放置するのが目安です。泡が厚いほど洗浄成分の滞留時間が長くなります。
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5ノズルガードに付け替えてすすぎ フォームキャノンを外し、Acqualine ノズルガード(またはお使いのノズル)に付け替えて泡を洗い流します。1/4" QC 規格で統一されていれば付け替えはワンタッチです。
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6使用後はボトルを水洗い 使用後はボトル内の残液を捨て、水を入れて数回振り洗いします。シャンプーが残ったまま放置すると内部に固着することがあります。PF22.3 の広口ボトルならスポンジで内部を直接洗えます。
PF22.2 には 3.5(1.25mm) が装着済みで、3.0(1.1mm) が同梱されています。どちらを使うかは、組み合わせる高圧洗浄機の吐出圧力・水量によって決まります。オリフィス径が小さいほどノズルの穴が細く、同じ流量でより高い圧力が生まれます。使用する機種のスペックに合ったオリフィスを選ぶことで、泡の質と洗浄効果が最大化されます。
PF22.2 / PF22.3 に標準同梱される 1/4" QC プラグは真鍮(メッキ)製です。使用上の問題はありませんが、洗車ケミカルや水道水のミネラルにさらされる環境では長期使用で錆が発生することがあります。錆が内部のフィルターに入り込むと詰まりの原因になるため、あらかじめ ステンレス製プラグに交換しておくことを推奨します。
内部アジテーターが生み出す泡は、廉価モデルと比べると明らかに密度が高く、車体に当たっても弾けにくいです。泡がボディに付着してから流れ落ちるまでの時間(滞留時間)が長いため、シャンプーの洗浄成分が汚れに長く作用します。特に縦面(ドアパネルなど)での泡の粘りは体感できるレベルです。
SGS35 スプレーガンのアウトレット(1/4" カプラー)にワンタッチで接続・取り外しができます。フォームキャノンで泡を乗せる工程とノズルガードでのすすぎ工程の切り替えがスムーズで、洗車のテンポが落ちません。SGS35 の内蔵スイベルのおかげでフォームキャノンを振り回す動作でもホースが絡まらず、特に予洗い工程の快適さが上がります。
プラグをステンレス化してから数年使い続けていますが、詰まり・水漏れ・ノブの動作不良など、不具合は一切ありません。ボトルのグレーカラーは退色もなく、イタリア製のロゴも剥がれていません。消耗品として買い替えを意識したことがないのは、品質への信頼感の裏返しです。
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- ▸泡の密度と滞留時間が廉価モデルと明確に違う
- ▸薬液ノブで泡の濃度をキャノン本体から調整できる
- ▸2ステージノズルで水平・垂直の2方向噴射が可能
- ▸自立スタンドアップボトルで洗車中も倒れない
- ▸数年使用で詰まり・漏れ・不具合ゼロの耐久性
- ▸SGS35との1/4" QCワンタッチ接続でテンポが落ちない
- ▸約15,000〜18,000円はフォームキャノンとして高価
- ▸PF22.2 の細口ボトルは洗浄しにくい(PF22.3で解消)
- ▸標準プラグが真鍮製のためステンレス化を推奨
- ▸ケルヒャー純正ガンには付属のM22アダプターが必要
- ·スノーフォーム洗車を本格的にやりたい
- ·廉価フォームランスに不満を感じている
- ·SGS35 と組み合わせてセットアップを統一したい
- ·長期間使える道具に投資したい
- ·フォームキャノンにコストをかけたくない
- ·スノーフォーム洗車をほとんどしない
- ·ケルヒャー純正ガンをそのまま使いたい
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