02
必要工具・材料
TOOLS & MATERIALS
最低限必要な工具はスパナ・マイナスドライバー・シールテープの3点で、精密ドライバーやペンチがあると作業が大幅にスムーズになります。
工具の選び方ポイント
金属ピンの押し出しには精密ドライバーや六角レンチなど、細い棒状のものであれば代用できます。流量調節バルブの取り外しまで行う場合は六角レンチが必要です。スパナは2本あると本体を固定しながら作業できて便利です。
なお、作業台にトレーや布を敷いておくと金属ピンの紛失防止になり、屋外・ガレージでの作業でも安心です。
03
オリフィスの取り外し
ORIFICE REMOVAL
オリフィスはスパナとマイナスドライバーの2工具で取り外せ、コツは本体と1/4プラグを別々の工具で固定して共回りを防ぐことです。
ヤフオクで購入
MTM Hydro 交換用オリフィス
ヤフオクにて各サイズを出品中。
→
スパナ等でフォームキャノン本体を固定しながら、もう一方のスパナ(またはラチェットレンチ)で1/4プラグを反時計回りに回して取り外します。
ポイント:本体をしっかり固定しないと共回りしてしまうため、2つの工具を使って固定と回転を分担するのがコツです。
1/4プラグを取り外すと、本体の穴の奥にオリフィスが見えます。このオリフィスをマイナスドライバーで取り外します。
マイナスドライバーをオリフィスの溝に当て、回して取り外します。
最初は固く感じますが、少し緩めれば後は簡単に外れます。無理に力をかけすぎないようにしてください。
取り外したオリフィスの状態
3年弱使用後のオリフィスには若干の錆が見られました。使用後に内部に水が溜まることで錆が発生するようです。酷い錆ではなく使用上の問題はありませんでしたが、このタイミングで新品に交換しました。使用後はできるだけ内部の水を出しておくと錆の進行を遅らせられます。
04
フィルターの取り外しと交換
FILTER REPLACEMENT
フィルター交換はノズルの取り外し・金属ピンの抜き差しを含む6工程ですが、手順通りに進めれば難しい作業ではありません。フィルターはノズル内部に組み込まれています。ノズルごと本体から取り外してからフィルターを交換します。工程数はオリフィスより多いですが、一つひとつは難しくありません。
ノズルの根元部分に金属ピンが横方向に通っています。
片側から細い工具(六角レンチや精密ドライバー)を当てて押し込み、反対側からピンが出てくるまで押します。
ピンが少し出てきたら、ペンチで掴んで引き抜きます。ピンは細いので紛失しないよう注意してください。
金属ピンを抜いたら、ノズルを手で引っ張ると本体から外れます。
取り外したノズルの先端側から、細い工具(精密ドライバー等)を差し込んでフィルターを押し出します。フィルターと樹脂パーツが一緒に外れます。
新旧フィルターを並べると、よく見ないと分からない程度の差しかありませんが、新品の方が明らかにきれいです。新しいフィルターをノズルにはめ込み、樹脂パーツを本体に差し込みます。
ノズルを本体に奥まで差し込んだら、金属ピンを横から押し込んで固定します。ピンがしっかりはまっていることを確認してください。これでフィルター交換完了です。
金属ピンの紛失に注意
金属ピンは細く小さいため、作業中に転がって紛失しやすいです。作業前にトレーや布の上で行うと安心です。万が一紛失した場合は純正パーツとして取り寄せが必要になります。
フィルターが詰まっているが交換品がない場合、ぬるま湯に短時間浸けて汚れを落とすことで一時的に復活させられる場合があります。ただし純正フィルターの素材特性を活かすには定期的な新品交換が推奨です。
05
流量調節バルブの取り外し(参考)
FLOW CONTROL VALVE
流量調節バルブは六角ネジ1本で固定されており、取り外しは30秒ほどで完了します。今回は交換目的ではありませんが、分解ついでに上部の流量調節バルブも取り外して状態を確認しました。
流量調節バルブは六角ネジ1本で固定されています。これを外すだけでバルブを取り外せます。取り外した状態を確認しましたが、特に問題は見られませんでした。組み戻しは外した逆の手順で完了です。
バルブの状態は問題なかったため今回は交換しませんでした。シール類の劣化が気になる場合はリペアキットでの交換を検討してください。
06
オリフィス取り付けと組み立て完了
REASSEMBLY
組み立ては取り外しの逆手順で、シールテープの巻き直しと水漏れ確認が最後の重要チェックポイントです。
新しいオリフィスを本体の穴にはめ込み、マイナスドライバーで締め込みます。今回は旧オリフィス 3.0(1.1mm)から新オリフィス 5.0(1.5mm)に変更しています。穴のサイズの違いは並べると一目瞭然です。
1/4プラグのネジ山に残っている古いシールテープを完全に取り除きます。テープの残りかすが残っていると新しいテープが密着しにくくなるため、きれいに清掃してください。
03
シールテープを巻いて 1/4 プラグを取り付ける
ネジ山に沿って時計回りにシールテープを2〜3回均一に巻きます。テープが重ならないよう注意しながら、ネジ山全体をカバーするように巻いてください。巻き終わったらスパナで本体に取り付けて完了です。
最後にクリアチューブを取り付けます。今回は Kwazar(カサール)製のクリアチューブを流用しています。チューブ先端に錘が付いているため、フォームキャノンを傾けた状態でもシャンプーをほとんど最後まで吸い上げられて便利です。
作業完了後の確認
取り付け完了後は実際に高圧洗浄機に接続して水圧をかけ、1/4プラグ接続部からの水漏れがないことを確認してください。問題がなければメンテナンス完了です。
オリフィスとフィルターはどのくらいの頻度で交換すべきですか?
明確な交換サイクルは定められていませんが、泡の質が低下してきた・水漏れが発生した・オリフィスに錆や詰まりが見られるなどのタイミングで交換するのが目安です。フィルターは内部の汚れが蓄積するため、定期的なメンテナンスで状態を確認することを推奨します。今回は3年弱ぶりの交換でしたが、問題なく使用できていました。
オリフィスを交換するタイミングはいつですか?
高圧洗浄機を買い替えた際など吐出圧力・流量が変わったタイミングが最もわかりやすい交換機会です。使用中に泡が薄い・水量が多すぎる・少なすぎると感じる場合もオリフィス径が合っていない可能性があります。使用機種のスペックに合ったオリフィス径を選ぶことが重要です。
シールテープは必ず巻き直す必要がありますか?
1/4プラグを一度外して再取り付けする際はシールテープの巻き直しが必要です。古いテープを使い回すと密着が不十分になり水漏れの原因になります。古いテープを完全に取り除いてから新しいテープを2〜3回均一に巻いてください。
Oリングはいつ交換すればよいですか?
接続部からの液漏れが発生した際や、ゴムの劣化(ひび割れ・硬化)が確認できた際が交換タイミングです。リペアキットにOリングが含まれているので、メンテナンスのタイミングでセット交換がおすすめです。
PF22.3 でも同じ手順で交換できますか?
PF22.3 はボトルの口径が広口化された現行モデルですが、本体の構造・オリフィス・フィルターの仕様はPF22.2と基本的に共通です。同じ手順で交換できますが、細部に違いがある場合もあるため、作業前に本体を確認することを推奨します。