Parts Review

アイスマン HYBRID-PRO Ⅱ セルマックス レビュー

公開日: 2026.06.23 更新日: 2026.06.23
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス(ICMPH2S-BLV-SET)ファン取り付け完了後の全体正面。メタルゴールドファンが特徴的な水冷×空冷ハイブリッド作業ウェア
Parts Review — Cooling Wear
アイスマン HYBRID-PRO Ⅱ セルマックス レビュー
水冷と空冷を一着に統合した作業ウェア。気温30℃・高湿度のガレージ洗車3時間での使用感を、コーコス D-339-GP-SET(ペルチェ+ファン)との比較を交えてレポートします。
#ICEMAN #水冷空冷両用 #24Vファン #洗車 #CoolingWear
01
製品概要
Product Overview
この記事でわかること
  • 水冷×空冷ハイブリッドの実際の冷却性能(気温30℃・ガレージ3時間の検証結果)
  • ペルチェ+ファン空調服(コーコス D-339-GP-SET)との冷却効果・準備の手間の差
  • 準備のしやすさ・装着感・コスパを含む4項目の評価スコアと筆者の本音レビュー

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス(ICEMAN HYBRID-PRO Ⅱ CELLMAX)は、山真製鋸(ヤマシンセイキョ)が展開するICEMAN PROJECTのフラッグシップモデルで、水冷と空冷を一着に統合したハイブリッド作業ウェアです。

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ICEMAN HYBRID-PRO II CELLMAX セット内容一覧

セット内容一覧。ウェア・ファン2個・バッテリー・保冷ボトル2本・保冷剤・充電器がすべて揃ったフルセット

国内メーカー・山真製鋸が展開するICEMAN PROJECTのフラッグシップモデルが、このアイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス(品番:ICMPH2S-BLV-SET)です。水冷と空冷を一着に統合し、ウェア内部に冷水を循環させながら同時にファンで送風できる仕組みを採用しています。背中と胸部分に張り巡らせた特殊水路シート「セルマックス」が直接肌に触れる形で冷却するのが最大の特徴です。

昨シーズンまでコーコス(CO-COS)のD-339-GP-SET(ペルチェ+ファンの組み合わせ)を使用していましたが、夏場のガレージ洗車での暑さに限界を感じ、今シーズンから本製品に乗り換えました。実勢価格は31,000〜32,000円前後(2026年6月時点)で、筆者は5月末にクーポンとポイント還元を活用して約28,500円で購入しました。夏本番に近づくにつれて人気モデルは在庫が減り始めるため、気になる方は早めのチェックをおすすめします。

このレビューのポイント ペルチェ+ファン空調服から乗り換えて最初のシーズン。洗車3時間でどこまで使えるか、準備の手間と冷却性能のバランスを正直にレポートしています。

商品リンク

02
製品スペック
Specifications

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス(ICMPH2S-BLV-SET)は、フリーサイズ(M〜5L相当)で胸囲80〜138cmに対応し、24Vハイパワーファン・水冷ポンプ・大容量バッテリーを一着に統合した複合仕様の作業ウェアです。

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス — Spec
品番ICMPH2S-BLV-SETカラーブラック
サイズフリー(M〜5L相当)胸囲80〜138cm
ウェア重量約365gウェア素材(表)ポリエステル100%
ウェア素材(裏)ナイロン88% / ポリウレタン12%水路冷却部(セルマックス)TPU
保冷仕様部Peva・PE・スポンジ(三層構造)冷却ホースシリコーンゴム(ブラック)
ポンプ仕様DC7.4V / 流量 470〜550ml/min
ファン仕様外径 109mm / 厚さ 32mm / 重量 約76g / 1個
ファン風量24V 約133L/秒 / 16V 約95L/秒 / 12V 約70L/秒
バッテリー容量5,000mAh / 14.4V(72Wh)バッテリー重量約385g
バッテリー出力24V / 20V / 16V / 12V(切替可)バッテリー充電時間約3.5〜4時間
水冷タイマーモード連続 / 20秒作動〜45秒停止 / 20秒作動〜90秒停止
バッテリー駆動時間24V 約3時間 / 12V 約9.4時間
専用ボトル5.0(約1,000ml / 幅11×高24×厚5cm) / 3.0(約700ml / 幅11×高24×厚3.5cm)
モンスターマックス保冷剤約200g / 125×185mmセット実勢価格31,000〜32,000円前後(2026年6月時点)
運転時総重量(目安)約2.5kg(ウェア・ファン×2・バッテリー・5.0満水・保冷剤・冷水200ml)
メモ ファン風量は24Vで約133L/秒と高水準です。連続使用時のバッテリー持続時間は24Vで約3時間のため、長時間作業では出力を落として使うのが実用的です。水冷タイマーモードを活用すると、ポンプの稼働時間を抑えて保冷時間を延ばせます。
03
開封・付属品
Unboxing

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスのセット内容は、ウェア・ファン・バッテリー・保冷ボトル2本・保冷剤・充電器・ケーブルで構成され、必要なものがすべて揃ったフルセット仕様です。

パッケージ
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス パッケージ正面
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス パッケージ側面
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス パッケージ背面
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス パッケージ上面
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス パッケージ開封
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス パッケージ内部

パッケージ各面。各面に製品情報・仕様が記載されている

付属品
ハイブリッドパワーバッテリー パッケージ正面 5000mAh 14.4V

バッテリーパッケージ正面。5,000mAh / 14.4V仕様

ハイブリッドパワーバッテリー本体と専用充電器

バッテリー本体と充電器。充電時間は約3.5〜4時間

ハイブリッドハイパワーファン メタルゴールド パッケージ

ファンパッケージ。メタルゴールドのファンが2個入る

ハイブリッドハイパワーファン メタルゴールド 本体 外径109mm

ファン本体(メタルゴールド)。外径109mm・厚さ32mm

モンスターマックス5.0と3.0 専用薄型保冷ボトル 2本セット

モンスターマックス5.0(約1,000ml)と3.0(約700ml)

モンスターマックス保冷剤 125×185mm 約200g

モンスターマックス保冷剤(約200g / 125×185mm)

  • ハイブリッドハイパワーファン(メタルゴールド)×2
  • ハイブリッドパワーバッテリー(5,000mAh/14.4V)×1
  • 専用充電器×1
  • モンスターマックス5.0(専用薄型ボトル約1,000ml)×1
  • モンスターマックス3.0(専用薄型ボトル約700ml)×1
  • モンスターマックス保冷剤×1
  • 専用ファンケーブル×1
  • 取扱説明書×1

モンスターマックス5.0がメインの保冷ボトルで、3.0は交換用スペアや短時間作業・軽量化したい場面での選択肢になります。

04
各部位・外観
Parts Detail

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは、外側から見えない内部構造に冷却機能の核心があり、背面タンクとセルマックスの配置が本製品の最大の特徴です。

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 全体正面

全体正面。ブラックのスリムなシルエット

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 全体背面

全体背面。背面タンクが収納されている

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 背面タンク全景

背面タンク全景。タンクはウェア背面に収納される

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 前面セルマックス水路シート TPU

前面(胸側)のセルマックス水路シート。TPU素材で肌側に密着する

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 背面外側パネル

背面。この奥にセルマックスが入っている

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 背面セルマックス水路冷却シート TPU

背面セルマックス(水路冷却シート)。TPU素材の水路に冷水が流れる

05
6つの特徴
Key Features

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは、水冷と空冷を一着で両立する設計に加え、静音性・装着フィット・風の流れまで細部にわたって作り込まれた作業ウェアです。

セルマックス(水路冷却シート)— 直接冷却が最強
背中+前両胸の広範囲を面で冷却 / TPU素材 / 動作音なし
メーカーが「直が最強」と表現するように、本製品の核心は接触面で冷やすという発想にあります。凍らせたモンスターマックスボトルをタンクにセットしてから水をゆっくり注ぐことで効率よく冷水をつくり、ウェア全体に通したチューブに循環させる仕組みです。TPU素材の特殊水路シート「セルマックス」が背中と前両胸に密着する形で冷水を流すため、ピンポイントではなく広い面全体でしっかりと冷感が得られます。実際に着てみると、背中から胸まで一気に温度が下がる感覚があり、ファンの風冷えとは質的に異なる冷たさです。水冷のみで動かしている間の動作音はほぼ無音で、静かな作業環境でも気になりません。
モンスターマックス×保冷剤システム — 冷水持続を支える三段構え
専用薄型ボトル2本 + 保冷剤 + 三層断熱タンク
タンクには専用薄型保冷ボトル「モンスターマックス5.0(約1,000ml)」をセットして使用します。セットにはより小型の「モンスターマックス3.0(約700ml)」も同梱されており、交換用スペアや短時間作業・軽量化を求める場面での選択肢になります。さらに専用の「モンスターマックス保冷剤」をタンクのポケットに追加することで、冷水の持続時間を延ばす構成になっています。タンク収納部自体もPeva・PE・スポンジの三層構造で外気熱を遮断します。
24Vハイパワーファン — 作業環境を選ばない送風量
外径109mm / 24V時 約133L/秒 / 4段階出力切替
付属する「ハイブリッドハイパワーファン(メタルゴールド)」は外径109mm・厚さ32mmで、24V出力時に約133L/秒の風量を発揮します。バッテリーは24V/20V/16V/12Vの4段階で出力を切り替えられるため、作業強度や気温に合わせた調整が可能です。水冷と同時に使うと体感温度の下がり方が大きく変わります。
エアースプラッシュ+エアーダクター+エアーショット — 3経路で設計された風の流れ
背面広域冷感 / 首元噴射→顔へ / 脇下ダイレクト送風
風の通り道は3系統に分かれています。背中のエアースプラッシュからはじんわりと風が広範囲に広がり、背面全体の体感温度を下げます。メインとなるエアーダクターからは24Vファンで取り込んだ大量の風が首元に勢いよく噴射され、首を抜ける瞬間の涼しさが際立ちます。メーカーによると「両肩〜両胸まで2層構造の空気の通り道」があり、顔周辺にも風が届く設計です。一般的な空調服のように裾から風が吹き上がる構造ではないため、実際に使ってみても目の乾燥感は少ない印象でした。脇下のエアーショットは汗と水冷の結露を気化させる役割を担っており、水冷との組み合わせで冷感がさらに高まります。
フリーサイズ対応フィット調整 — 体型に合わせたアジャスト機構
胸囲80〜138cm対応 / アジャスターバックル + 調整ベルト / ハニカムショルダーパッド
前面の固定アジャスターバックルと左右の調整ベルトを組み合わせ、胸囲80〜138cmという幅広いサイズに対応します。水冷・空冷ともにウェアが体に密着していることが冷却効果の前提条件となるため、アジャスターを調整して体に密着させることが重要です。ショルダーパッドはハニカム構造ウレタンを採用し、荷重を分散させる設計になっています。さらに肩口のホースがハニカムショルダーパッドの裏側に収まる構造になっており、メーカーは「より重量感を感じない構造」と説明しています。背面にはメッシュ素材を採用し、汗による不快感を低減する工夫も施されています。
脱着式フード+形状記憶ワイヤー衿 — 作業スタイルに合わせた着用選択
ヘルメット対応フード(ボタン着脱) / 形状記憶ワイヤー衿
ヘルメット対応のフードはボタン式で着脱可能なため、屋内作業など不要な場面では取り外して使えます。衿部分には形状記憶ワイヤーが入っており、首元の形をある程度固定できます。ただしワイヤーの保持力は強くなく、長時間の使用では形が崩れる場合があります。
06
初回セットアップ
First-time Setup

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスのファン取り付けと配線は初回のみ必要な作業です。手順を覚えてしまえば次回以降は不要で、洗濯時に取り外す場合も同じ手順で戻せます。

1
ファンを取り付ける
ファンを右回しで2つに分解し、ベスト両側のファン穴に差し込みます。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ファンを2つに分解する

ファンを2つに分解する

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ベストのファン穴にファンを取り付ける

ベストのファン穴に取り付ける(片側)

2
ケーブルをエアダクト内に通す
ファンのポケットからバッテリーに接続するケーブルをエアダクト内から前面に通します。ケーブルが折れ曲がらないよう、エアダクトのガイドに沿わせながら通すのがポイントです。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ケーブルをエアダクト内に通すルート全体

ケーブルをエアダクト内に通すルート全体

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ウェア内部にケーブルを通した状態

ウェア内部を通した状態

3
左ファンにケーブルを接続する
短い方のケーブルを左ファンへ差し込みます。続けて左ファンポケット背面の穴に右ファン用のケーブルを通します。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 短いケーブルを左ファンへ接続

短いケーブルを左ファンへ接続

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 左ファンポケット背面の穴に右ファン用ケーブルを通す

左ファンポケット背面の穴に右ファン用ケーブルを通す

4
ケーブルをまとめる
水冷ホースを固定しているバンドにファンケーブルも通してまとめます。
※説明書に明確な記載がなかったため、独自に考えて配線した方法です。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ファンケーブルを水冷ホースのバンドに通した状態(独自配線方法)

ケーブルを左ファンから右ファンに通すルート全体

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ファンケーブルを水冷ホースのバンドに通した状態(独自配線方法)

ファンケーブルを水冷ホースのバンドに通した状態 ※説明書に記載がなかったため、独自に考えて配線した方法です

5
バッテリーに接続して起動確認
ファンと水冷ポンプのケーブルをバッテリーに接続します。バッテリー側面のジャックに差し込み、電源ボタンを長押しして起動を確認します。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス セットアップ完了時のバッテリー前面

セットアップ完了時のバッテリー前面

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス バッテリーのボタン・操作部

バッテリーのボタン・操作部

取り付け完了
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ファン取り付け・配線完了 全体正面

ファン取り付け・配線完了後の全体(背面)

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ファン取り付け・配線完了 全体背面

ファン取り付け・配線完了後の全体(背面)

07
水冷セットアップ
How to Use

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスを水冷モードで使うには、前日の凍結準備から当日のセットアップまで5ステップが必要です。

1
モンスターマックス5.0と保冷剤を凍らせる(前日)
モンスターマックス5.0にアルミシールのラインまで水を入れ、冷凍庫で凍らせます。同時に専用保冷剤も冷凍庫に入れておきます。しっかり凍らせることが保冷時間の長さに直結します。前日の準備を忘れると当日そのまま使えないため、使用予定に合わせた計画が必要です。
2
バッテリーを充電する(前日〜当日)
充電時間は約3.5〜4時間のため、前日夜から充電しておくのが確実です。
3
タンクに冷水と凍らせたモンスターマックス5.0をセット(当日)
タンクのスライドクロージャーを外し、凍らせたモンスターマックス5.0をアルミシールが見える面(前面)を手前にしてタンクにセットします。その後タンク内に約200mlの冷水をゆっくり注ぎます。タンクがシワにならないよう端をつまみ、スライドガイドに沿ってクロージャーを閉じます。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス タンクに約200mlの冷水を注ぐ

タンクに約200mlの冷水を注ぐ

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス タンクのポケットに保冷剤をセット

タンクのポケットに保冷剤をセット

4
保冷剤をタンクのポケットにセット
凍らせたモンスターマックス保冷剤をタンクのポケットに入れます。タンク内の冷水を長時間冷やし続ける役割を果たします。
5
ウェアを装着してセット完了
前面のアジャスターバックルと調整ベルトを締め、ウェアが体に密着するよう調整してから作業を開始します。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ボトル・冷水・保冷剤をセットした状態

ボトル・冷水・保冷剤をセットした状態

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス ファスナーを閉めてセット完了

ファスナーを閉めてセット完了

メモ ウェアが体から浮いていると水冷・空冷ともに冷却効果が落ちます。水冷運転のタイマーモード②または③を使うと、連続モードと比べて保冷時間を延ばせる可能性があります。長時間作業が続く場合は最初からタイマーモードの選択を検討してみてください。モンスターマックス3.0を併用する場合は、5.0と同様に前日冷凍庫で凍らせておく必要があります。
08
ペルチェ+ファンとの比較
vs コーコス D-339-GP-SET

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスはペルチェ+ファンの空調服と比べて冷却性能で大きく上回る一方、価格・準備の手間・重量の面でトレードオフがあります。

項目 コーコス D-339-GP-SET
ペルチェ+ファン
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス
水冷+空冷
冷却方式ペルチェ素子(電子冷却)+ ファン送風水冷(冷水循環)+ 空冷(ファン送風)
価格帯15,000〜17,000円前後31,000〜32,000円前後
使用前準備充電のみ凍結・充電・セットアップ
使用中の音ファン動作音あり水冷のみの場合:ほぼ無音
運転時重量比較的軽量約2.5kg
冷却性能継続的な冷却だが高温環境では限界あり気温30℃前後のガレージで3時間有効
洗濯洗濯機対応(部品取り外しが必要)洗濯機対応(部品取り外しが必要)
どちらを選ぶべきか

ペルチェ+ファンは準備の手間が少なく、比較的手軽に冷却効果を得られる選択肢です。アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは、長時間の屋外・半屋外作業で確実な冷却を求める方に向いています。価格差は約2倍程度ですが、「準備・片付けの手間を受け入れられるか」がもっとも大きな分かれ目です。

個人的な意見

コーコス D-339-GP-SETと比べると、冷却性能の差は実際の使用感でも明確に感じられます。ガレージ内の洗車は高温・高湿度になりやすい環境で、価格差を差し引いても冷却性能の違いは体感できるレベルでした。ただし毎日使う場合は前日の凍結準備がネックになるため、使用頻度と環境に合わせた選択が重要です。

比較製品

09
実際の使用感
Hands-on Review

気温30℃・湿度61〜96%のガレージでの洗車3時間(プレウォッシュ・スノーフォームウォッシュ・2バケツウォッシュ・ドライング・仕上げ)を通じて、水冷+空冷の組み合わせで十分な冷却性能を確認できましたが、保冷ボトルの持続時間とベルト処理には改善の余地があります。

水冷×空冷の組み合わせで体感温度が変わる

水冷のみで使用しているときは、背中と胸にしっかりとした冷感が続き、動作音もほぼ聞こえません。ペルチェ+ファンにはない感覚で、特に静かな作業環境では快適さが際立ちます。ファンを追加で起動すると冷却効果がさらに高まり、「涼しさの次元が変わる」という表現が近いです。24Vは非常に強力なため、通常の洗車作業では16Vか12Vでも十分涼しく、バッテリーも長持ちします。運転時の総重量は約2.5kgになりますが、肩口のホースがハニカムショルダーパッドの裏側に収まる設計のおかげか、装着してしまえば思ったより重さを感じませんでした。

顔・目への影響がない送風設計

以前のペルチェ+ファンモデルでは下から上に風が吹き上がる構造上、顔に直接風が当たることがありました。本製品はエアーダクターから首元に風が噴射される構造で、一般的な空調服のように裾から顔へ吹き上がる風とは異なります。顔周辺にも風は届きますが、直接的な吹き上げがないため、長時間使用しても目の乾燥感は少ない印象でした。洗車作業中に顔周辺の風を気にしなくていいのは、予想より大きなメリットでした。

気温30℃・3時間での保冷持続時間

今回は水冷を連続モードで使用しました。洗車前30℃/湿度61%・洗車中28〜26℃/湿度81〜96%という環境で3時間使用した結果、モンスターマックス5.0内の水は完全に溶けていました。ただし使用後もボトル内の水は冷水の状態で、冷却機能自体は多少はあったと思います。一方、モンスターマックス保冷剤は3時間後もまだ半分程度凍っており、こちらの持続力は十分でした。真夏の高温環境では2〜3時間でのボトル交換が必要になる可能性があります。

細身体型でのベルト余り問題

身長170cm・細身体型で使用し、前面アジャスターと調整ベルトはMAXまで締めてちょうどよいフィット感でした。ただしベルトを最大まで締めると余った部分が長くぶら下がる状態になります。余ったベルトはバックルの根元部分に巻き付けて対処しましたが、ベルトをまとめるためのループや固定方法が標準で用意されているとより使いやすいと感じました。なおフードはボタンで簡単に取り外せるため、ガレージ内での作業では外して使用しています。着脱の手間がなく、必要なときだけ付けられる設計は実用的です。

Good Points
  • 水冷のみの場合はほぼ無音で快適
  • 背中・胸の冷感がしっかりしており、ペルチェ+ファンとは差が大きい
  • ファンと水冷の同時使用で体感冷却力がさらに上がる
  • 顔・目への直接送風がなく、長時間使用でも不快感が少ない
  • 約2.5kgの総重量だが、装着時は思ったより重さを感じない
  • 24V〜12Vの4段階出力で状況に合わせた調整が可能
Points to Note
  • 準備・片付けの手間が最大のデメリット(前日の凍結・充電・セットアップ)
  • 連続モードでは3時間でモンスターマックス5.0の氷が溶ける(保冷剤は持続)
  • セット商品ではファンの色がメタルゴールド1択。他色は単品購入で割高
  • 形状記憶ワイヤーの衿は長時間使用で形が崩れやすい
  • 胸部分の冷却面積がもう少し広いとより良い
  • 内側への結露でTシャツが濡れる(冷感インナーの着用を推奨)
  • 細身体型ではアジャスターベルトの余りが大きく、まとめ方の工夫が必要

商品リンク

10
よくある質問
Frequently Asked Questions

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス(アイスマンハイブリッドプロツー セルマックス)について、購入前によく挙がる疑問をまとめました。

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスの水冷と空冷は同時に使えますか?
はい、同時使用が可能です。バッテリー1つで水冷(ポンプ)と空冷(ファン)を同時に動かせます。同時使用時のバッテリー持続時間は24V連続で約3時間、16V連続で約7.1時間が目安です。長時間の作業ではファン出力を落として使うと持続時間を延ばせます。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは毎回使う前に保冷ボトルを凍らせる必要がありますか?
はい、毎回必要です。モンスターマックス5.0(3.0)とモンスターマックス保冷剤は使用前日に冷凍庫で凍らせておく必要があります。この準備がペルチェ+ファンや一般的な空調服との最大の違いで、使用予定に合わせた計画が必要です。代替として冷凍したペットボトルや一般的な保冷剤で代用することもできますが、保冷時間が短くなる可能性があります。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは細身・小柄な人でも使えますか?
はい、M〜5L相当の胸囲80〜138cmに対応するフリーサイズです。ただし細身体型の場合、前面アジャスターと調整ベルトを最大まで締めても余りが生じる場合があります。余ったベルトはバックルの根元に巻き付けるなどの工夫が必要になることがあります。冷却効果はウェアの体への密着度に依存するため、しっかり締めて使用することが重要です。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスのセット付属のファンはメタルゴールドのみですか?
はい、セット(ICMPH2S-BLV-SET)に付属するファンはメタルゴールドのみです。メタルブラックやメタルシルバーが希望の場合は、ファンを単品で別途購入する必要がありますが、セット価格と比べると割高になります。
アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは洗濯できますか?
はい、洗濯機対応です。洗濯の際はバッテリー・ファン・ファンケーブル・ポンプ部品をすべて取り外し、洗濯ネットに入れて30℃以下の水温・中性洗剤で洗います。漂白剤は使用不可です。洗濯中にホースが移動しないよう、結束バンドでポンプ部分のホースを軽く固定することも推奨されています。
11
評価スコア
Rating Score / 4 Items / 10 Points

実際の使用感をもとに、冷却性能・準備・装着感・コスパの4項目で評価しました。

冷却性能
9.3/ 10
水冷+空冷の同時使用で体感冷却力は圧倒的です。気温30℃・高湿度のガレージ洗車3時間を快適に過ごせました。ペルチェ+ファンとの差は大きく、本製品の最大の強みです。連続モードでは3時間で保冷ボトルの氷が溶ける点があり、タイマーモードの活用が長時間作業のカギになります。
準備・使いやすさ
6.5/ 10
保冷ボトルと保冷剤の前日凍結・バッテリー充電・タンクへのセットアップと、使用前の準備ステップが多いです。これがこの製品の最大のデメリットで、慣れれば手順自体は難しくないものの、毎回の手間はペルチェ+ファンと比べると明確に大きくなります。
装着感
7.8/ 10
ハニカムショルダーパッドにより装着時の重量感は想定より少なく、約2.5kgの総重量でも長時間の肩への負担は小さかったです。細身体型ではアジャスターベルトの余りが出る点と、形状記憶ワイヤーの衿が長時間で形崩れする点が気になりました。
コスパ
7.2/ 10
実勢価格31,000〜32,000円はペルチェ+ファン(15,000〜17,000円前後)と比べて約2倍ですが、冷却性能の差を考えると許容できる価格差です。付属品(ファン2個・バッテリー・保冷ボトル2本・保冷剤)の充実度も考慮すると、単品で揃えるよりセット購入が割安です。
12
まとめ・総評
Summary & Verdict

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックスは、水冷と空冷を一着に統合した本格的な冷却作業ウェアで、ペルチェ+ファンや一般的な空調服では対応しきれない環境での使用に向いています。

アイスマンHYBRID-PRO Ⅱ セルマックス 総評
良い点
  • ▸ 水冷+空冷の組み合わせで冷却性能がペルチェ+ファンを大きく上回る
  • ▸ 水冷のみの場合はほぼ無音で快適
  • ▸ 顔・目への直接送風がなく、長時間作業でも目の乾燥や髪のなびきがない
  • ▸ フリーサイズで胸囲80〜138cmと幅広い体型に対応
  • ▸ 24V〜12Vの4段階出力でバッテリー持続時間の調整が可能
  • ▸ 約2.5kgの総重量だが、装着してしまえば思ったより重さを感じない
  • ▸ 洗濯機対応で衛生管理がしやすい
気になる点
  • ▸ 準備・片付けの手間が最大のデメリット(前日の凍結・充電・セットアップ)
  • ▸ 連続モードでは高温多湿環境で3時間以内に保冷ボトルの氷が溶ける
  • ▸ セット商品ではファンの色がメタルゴールド1択(他色は単品購入で割高)
  • ▸ 細身体型ではアジャスターベルトが余り、まとめ方の工夫が必要
  • ▸ 形状記憶ワイヤーの衿は長時間使用で形が崩れやすい
  • ▸ 結露による内側への水濡れあり(冷感インナーの併用を推奨)
  • ▸ 胸部分の冷却面積がもう少し広いとより良い
こんな方に向いている
  • · ガレージ洗車など高温・高湿度の半屋内環境で長時間作業する方
  • · ペルチェ+ファンや空調服では物足りなさを感じている方
  • · 作業中の静音性を重視する方
  • · 顔への直接送風を避けたい方
  • · 準備の手間を受け入れたうえで本格的な冷却性能を求める方
こんな方には向いていない
  • · 毎日使用など、準備の手間を最小限にしたい方
  • · 軽装備・手軽さを最優先する方
  • · 短時間の移動・軽作業での使用が主な方
  • · ファンの色にこだわりがある方(セットはゴールドのみ)

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