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IKスプレーヤー完全ガイド|全タイプ・全モデルの選び方と用途別使い分け

公開日: 2026.06.20 更新日: 2026.06.20
IK Sprayers(IKスプレーヤー)を使って洗車中の様子
Carcare Guide — Foam Sprayer
IKスプレーヤー完全ガイド|全タイプ・全モデルの選び方と用途別使い分け
IK Sprayers(IKスプレーヤー)の蓄圧式・バッテリー式・トリガータイプを全網羅し、洗車・ケミカル塗布での用途に合ったモデルの選び方を解説します。
#IKスプレーヤー #フォームスプレー #プレウォッシュ #ケミカル塗布 #蓄圧式
01
洗車での活用と選ぶ理由
Introduction
この記事でわかること
  • IKスプレーヤーの全ラインナップをフォーム蓄圧・バッテリー・トリガー・溶剤対応の5カテゴリーで整理
  • 洗車工程・ケミカルのpH・使用環境別に最適なモデルの選び方と使い分け基準
  • スペアパーツ・消耗品の種類と入手方法、本体を長期運用するためのポイント

IK Sprayers(IKスプレーヤー)はスペイン・Goizper(ゴイスペル)社が製造するプロ仕様スプレーヤーブランドで、洗車・ディテーリング分野では高濃度ドライフォームの生成力と優れた耐薬品性を理由に、世界中のコア層に選ばれています。

「高圧洗浄機+フォームガン(フォームランス)がベスト」は正論だが、電源環境・スペース・騒音配慮など、それが使えない状況は想定以上に多い。IKスプレーヤーはその代替として、あるいは高圧洗浄機との補完ツールとして、ガレージに1本(あるいは工程別に複数本)置かれることになるアイテムになっている。

IKの強みは「泡の質」と「耐薬品性」の2点に集約される。フォームモデルには専用フォームミキサー(オレンジ・グレー・グリーンの3種)が付属しており、泡のウェット〜ドライを調整できる。ケミカルへの対応もモデルで明確に区分されており、強アルカリ専用のALKシリーズ・有機溶剤対応のHCシリーズなど、用途に応じたラインナップを持つ点がホームセンター品との大きな違いになっている。

この記事ではフォーム蓄圧式・バッテリー式・トリガー・蓄圧マルチ・溶剤対応の全カテゴリーを整理し、洗車工程ごとに最適なモデルを解説する。「高圧洗浄機がある場合はフォームガンへ」という棲み分けについてはフォームガン比較記事も参照してほしい。

02
選び方のポイント:タイプ・容量・耐薬品性
How to Choose

IKスプレーヤーは「タイプ(フォーム系 or マルチ系)」「容量」「ケミカルとの耐性マッチング」の3軸で絞り込むのが最も効率的です。

① タイプで絞る

IKスプレーヤーはまずフォームスプレーヤーとマルチスプレーヤーの2系統に大別される。

フォームスプレーヤーはフォームミキサーを内蔵しており、界面活性剤含有ケミカルを泡状に変換して噴射する。プレウォッシュ・ホイールクリーナー塗布・スノーフォーム代替など「泡で面にケミカルを留まらせたい」用途向け。

マルチスプレーヤーは液体をそのまま噴射するタイプで、霧状の細かいミストから直線的な水流まで調整できる。リンスレスウォッシュ・クリーナー塗布など「均一に塗り広げたい」用途向け。加圧方式はさらに手動蓄圧式・エアバルブ式(コンプレッサー対応)・バッテリー式の3種に分かれる。

② 容量で絞る

ホイール・インテリア・細部へのピンポイント塗布には小型トリガータイプ(〜1L)が向く。プレウォッシュ・部分洗浄・一般ケミカル塗布には蓄圧式(1.25〜1.5L)が汎用性が高い。車体全体を一度にカバーしたい場合や複数台・業務用には大容量(6L〜)を選ぶ。

③ ケミカルとの耐性で絞る

ここを外すとスプレーヤーの劣化が早まる。IKはモデルごとに対応する化学物質を明確に区分している。

  • 標準モデル(Multi TR / Foam Pro):中性〜弱アルカリ・希酸に対応(概ねpH5〜11)。一般的なTFR・シャンプー・ホイールクリーナーはこれでカバーできる
  • HCモデル(HC TR1 / HC 1.5):有機溶剤・石油系溶剤・ブレーキクリーナー・タール除去剤に対応。パーツクリーナー・シリコンオフには必ずこちら
  • ALKモデル(ALK Pro / Foam Pro ALK):強アルカリ専用。高濃度TFRや強力脱脂剤を繰り返し使う用途に
注意 パーツクリーナー・シリコンオフ・ラッカーシンナー類は標準モデルと非適合です。樹脂・シール劣化・液漏れの原因になるため、使用前にケミカルのSDS(安全データシート)でpHと溶剤成分を必ず確認してください。
03
全ラインナップ比較一覧
Comparison / Ranking

IKスプレーヤーの洗車向けモデルはフォーム蓄圧式・フォームバッテリー式・トリガー式・蓄圧マルチ式・強アルカリ専用・特殊の6カテゴリーに整理できます。

フォームスプレーヤー(蓄圧式)

フォームミキサー内蔵・高密度ドライフォームを生成する蓄圧式シリーズ。洗車で最も使う場面が多いカテゴリーになる。

モデル有効容量加圧方式フォーム調整特記
IK Foam 1.5約0.9L手動ポンプコンパクト・エントリー
IK Foam Pro 21.25L手動ポンプ○(3種ミキサー)定番モデル
IK Foam Pro 2+1.25L手動+エアバルブ○(3種ミキサー)コンプレッサー加圧対応
IK Foam Pro 126L手動+エアーコネクター○(3種ミキサー)大容量・1台丸ごと対応
IK Foam 1.5

Foam Pro 2のコンパクト版で基本スペックはほぼ同等。有効容量が小さいためホイール・部分洗浄のピンポイント用途向きで、持ち取り回しが楽な点がメリット。

IK Foam Pro 2

蓄圧フォームスプレーヤーの定番。有効容量1.25Lで3種ミキサーによる泡調整が可能。プレウォッシュ・TFR塗布・ホイールクリーナー塗布と用途の幅が広く、まず1本選ぶならこれになる。

IK Foam Pro 2+

Foam Pro 2にエアバルブを追加したモデル。エアーコンプレッサーで加圧できるため、手動ポンピング(約15回)の手間を省ける。ガレージにコンプレッサーがある環境ならこちらを選ぶ意味がある。

IK Foam Pro 12

有効容量6Lの大容量蓄圧フォームスプレーヤー。普通車1台の車体全体をフォームでカバーできる。エアーコネクター付きで外部コンプレッサーでの加圧も可能。フォームガンなしで1台丸ごとスノーフォームしたい場合の選択肢になる。

フォームスプレーヤー(蓄圧式)

フォームスプレーヤー(バッテリー式)

電動コンプレッサーを内蔵したバッテリー駆動モデル。コード・エア配管なしで使えるのが最大の特徴。

モデル有効容量充電連続使用特記
IK e Foam Pro 21.5LUSB-C(7.4V)約60分手動蓄圧2WAY・3種ミキサー
IK e Foam Pro 126Lリチウムイオン大容量バッテリーフォーム
IK e Foam Pro 2

7.4Vリチウムイオンバッテリー搭載のハンドヘルド型バッテリーフォームスプレーヤー。USB-C充電で約60分の連続運転が可能で、1タンク(1.5L)で普通車約5台分の噴霧量を確保している(ケミカル補充は都度必要)。手動蓄圧との2WAY仕様のため、バッテリー切れの保険としても安心。2026年時点でv2にアップデートされており、圧力センサーの改良とUSB-Cポートへのミスト侵入対策が施されている。電源・コンプレッサーがない屋外・出張洗車・保管場所での洗車に特に向いている。

IK e Foam Pro 12

6L有効容量のバッテリー駆動大型フォームスプレーヤー。ポンピング不要で大面積を連続噴射でき、複数台の作業やモバイルディテーリング業務用途に向いている。

フォームスプレーヤー(バッテリー式)

トリガースプレーヤー(ハンドスプレー)

液体をそのまま噴射するトリガータイプ。霧状からストリームまでノズルで調整でき、ケミカルの精密塗布に使う。

モデル容量360°耐薬品性主な用途
IK Multi TR11LpH5〜11クリーナー・保護剤・コーティング剤
IK Multi TR1 360°1LpH5〜11ホイール裏・逆さ噴射対応
IK Multi TR Mini 360°600mlpH5〜11インテリア・精密作業・携帯用
IK HC TR11L有機溶剤・石油系対応タール除去・ブレーキ洗浄・シリコンオフ
IK Multi TR1

1L容量の標準トリガースプレーヤー。半透明タンク・目盛り付きで希釈作業にも使いやすく、リンスレスウォッシュ・クリーナー塗布など洗車で最も使用頻度が高いトリガータイプ。色分けIDカード付きでケミカルの内容物管理も可能。

IK Multi TR1 360°

TR1にフレキシブルチューブを搭載した360度対応モデル。逆さ・横向き・斜め上向きなどあらゆる角度での噴射が可能で、ホイール内側・アンダーボディ・狭所への塗布に向いている。ホイール洗浄の頻度が高い場合はこちらを優先して選ぶのが現実的。

IK Multi TR Mini 360°

600mlのコンパクトトリガー。360°対応で軽量なため、インテリアクリーニング・ガラス・ドアトリム・シート周りの細部塗布に使いやすい。片手で完結するサイズ感がポイント。

IK HC TR1

HCシリーズの1Lトリガー。有機溶剤・石油系溶剤・ブレーキクリーナー・タール除去剤に対応した高耐性モデル。パーツクリーナー・シリコンオフを入れる場合は標準TR1ではなくこちら一択。

トリガースプレーヤー

蓄圧式マルチスプレーヤー(標準容量)

蓄圧ポンプで加圧してから連続噴射できるタイプ。トリガータイプより疲れにくく、広面積のケミカル塗布に向いている。

モデル有効容量360°耐薬品性特記
IK Multi 1.51.5L標準ベーシック版(Proなし)
IK Multi Pro 21.5LpH5〜11(耐酸強化)定番蓄圧マルチ
IK Multi Pro 2 360°1.5LpH5〜11(耐酸強化)360度対応・ホイール底回り向け
IK HC 1.51.5L有機溶剤・石油系対応溶剤対応蓄圧マルチ
IK Multi 1.5

Multi Proシリーズのベーシック版(Proなし)。基本的な蓄圧機能は持つが、Multi Pro 2と比べると耐薬品性・耐久性・人間工学面での仕様が落ちる。洗車用途では基本的にMulti Pro 2を選ぶ方が長期的なコストパフォーマンスはよい。

IK Multi Pro 2

1.5L容量の定番蓄圧マルチスプレーヤー。事前にポンピングで加圧しておけばトリガーを握るだけで連続噴射できるため、ボンネット・ルーフ・クォーターパネルなど広い面へのリンスレスウォッシュやQD塗布が楽になる。耐酸性に優れており、酸性ホイールクリーナーの塗布にも対応できる。

IK Multi Pro 2 360°

Multi Pro 2に360度フレキシブルチューブを搭載したモデル。ホイール内側・アンダーボディ・ジャッキポイント周りなど向きが変わる箇所での塗布に向いている。蓄圧式のため加圧後は両手が空く点もメリット。

IK HC 1.5

HCシリーズの1.5L蓄圧タイプ。タール除去剤・シリコンオフ・ブレーキクリーナーを広い面積に塗布する場合にHC TR1(トリガー・1L)より容量と連続噴射で優位になる。ドア下端・バンパー全体・ホイールハウスへの溶剤系ケミカル塗布に使う。

蓄圧式マルチスプレーヤー(標準容量)

蓄圧式マルチスプレーヤー(大容量)/バッテリー大型

業務用・複数台対応の大容量ラインナップ。個人使用の洗車ではFoam Pro 12や蓄圧標準容量で十分なケースが多いが、出張洗車・複数台管理・ショップ運営では選択肢になります。

モデル有効容量加圧方式特記
IK Multi Pro 9約6L手動ポンプ大容量蓄圧マルチ・標準耐性
IK Multi Pro 12約8L手動ポンププロ大型・耐酸性強化
IK Multi Pro 12+約8L手動+エアバルブコンプレッサー加圧対応追加
IK e Multi Pro 12約8Lバッテリー(電動コンプレッサー)ポンピング不要バッテリー大型
IK Multi Pro 9

大容量蓄圧マルチの標準版。Foam Pro 12のマルチ版(泡生成なし)として位置づけられ、複数台・ショップ用途での広面積ケミカル塗布に向いている。

IK Multi Pro 12

Multi Pro 9の上位大容量版。耐酸性強化済みで業務用途にも対応する。

IK Multi Pro 12+

Multi Pro 12にエアバルブを追加したモデル。外部コンプレッサーでの加圧が可能で、手動ポンピングの手間を省ける。

IK e Multi Pro 12

バッテリー駆動のためポンピング不要で大容量を連続噴射できる。ショップ・複数台管理・モバイルディテーリング業務での使用が主な想定になる。

蓄圧式マルチスプレーヤー(大容量)

強アルカリ(ALK)シリーズ

標準シリーズの強アルカリ対応バリエーション。強アルカリケミカルをフォームまたは液体散布で塗布したい場合に使います。

モデル有効容量特記
IK Foam Pro 2 ALK約1.25L標準容量・フォーム生成・強アルカリ対応
IK Foam Pro 12 ALK6L大容量・フォーム生成・強アルカリ対応
IK ALK Pro 2約1.5L標準容量・蓄圧マルチ・強アルカリ対応

市販の一般的なTFRは標準モデルでも使えるケースが多い。高濃度・強アルカリ系を繰り返し使う場合にALKシリーズを選ぶ。

IK Foam Pro 2 ALK

標準Foam Pro 2の強アルカリ対応版。高濃度TFRや強力脱脂剤をフォームで塗布したい場合に選ぶ。

IK Foam Pro 12 ALK

6L大容量の強アルカリ対応フォームスプレーヤー。広面積への強アルカリフォーム塗布に対応する。

IK ALK Pro 2

強アルカリ専用の蓄圧マルチ版。フォームではなく液体散布で強アルカリケミカルを使う場合に選ぶ。

ALKシリーズ — 強アルカリ専用

特殊モデル

IK Window Tinting & PPF はウィンドウフィルム・PPF施工専用に設計されたモデル。フィルムの位置決め液・水抜き作業に特化した噴霧特性を持つ。通常の洗車・ケミカル塗布とは用途が全く異なるため、DIYでPPFを施工する場合に別途検討するアイテムとして認識しておく程度でよい。

PICK UPどれを選ぶべきか
プレウォッシュ・TFR塗布がメイン
IK Foam Pro 2 / Foam Pro 2+
ホイール・ホイールハウス・バンパー下部など泡を留めたいエリアへのピンポイント塗布に向いている。コンプレッサーがあればFoam Pro 2+のエアバルブで加圧の手間が省ける。
電源なしで1台丸ごとフォームしたい
IK e Foam Pro 2 / IK Foam Pro 12
e Foam Pro 2はバッテリー駆動で60分連続噴射・普通車約5台分の噴霧量。電源・コンプレッサーがない環境での選択肢として圧倒的に使いやすい。蓄圧式で1台全体をカバーしたいならFoam Pro 12(6L)になる。
リンスレスを均一に塗布したい
IK Multi TR1 / Multi Pro 2
泡生成が不要な用途にはマルチシリーズが正解。TR1はトリガーで片手コントロール、Multi Pro 2は蓄圧で広面積を疲れずに塗れる。
ホイール裏・下回りへの塗布
IK Multi TR1 360° / Multi Pro 2 360°
360°対応モデルはどの向きでも噴射できるため、ホイール内側・ホイールハウス上部・アンダーボディへの塗布で実用性が高い。
タール・シリコンオフ・ブレーキクリーナーを使いたい
IK HC TR1 / HC 1.5
有機溶剤を入れるなら必ずHCシリーズ。HC TR1はトリガー(1L)でピンポイント、HC 1.5は蓄圧(1.5L)でやや広めの面積に使う。
強アルカリTFR・高濃度脱脂剤を使いたい
IK Foam Pro 2 ALK / ALK Pro 2
市販TFRの多くはFoam Pro 2(標準)でも使えるケースが多いが、強アルカリ域のケミカルを繰り返し使う場合はALKシリーズを選ぶ。フォームで塗布したいならFoam Pro 2 ALK、液体散布ならALK Pro 2になる。
04
洗車工程別・用途別おすすめ
Recommended by Use Case

IKスプレーヤーは「どのモデルを選ぶか」だけでなく「どの工程で使うか」を明確にすることで、1本を最大限に活かせます。洗車の工程順に整理します。

① プレウォッシュ・TFR塗布

プレウォッシュやTFRは基本的に液状のクリーナーをMulti Pro 2などのマルチスプレーヤーで塗布するのが一般的。IKのフォームスプレーヤーが活躍するのは主にスノーフォームシャンプーを泡立てて車体に留まらせる工程で、Foam Pro 2(1.25L)でホイール・バンパー下・ホイールハウスなどの部分塗布、車体全体を覆いたい場合はFoam Pro 12(6L)またはe Foam Pro 12が対応する。フォームスプレーヤーでTFRを泡状に塗布する使い方も可能だが、それはあくまで応用的な使い方として認識しておくとよい。

TFR(トラフィックフィルムリムーバー)の選び方・希釈倍率・使い方については以下の記事も参照してほしい。

② スノーフォームの代替・補完

高圧洗浄機とフォームガンの組み合わせがベストだが、IK Foam Pro 12またはe Foam Pro 12を使えばスプレーヤー単体でも車体全面へのフォーム塗布が可能。完全な代替とはならないが、電源・設置場所の制約がある環境では実用的な選択肢になる。ただしスノーフォームとスプレーヤーはケミカルの選定・希釈倍率が異なるため、「フォームランスで使うスノーフォームをそのままスプレーヤーに入れる」という使い方は非推奨。

③ ホイール洗浄

ホイール洗浄は工程が複数に分かれる。①鉄粉除去剤をIK Multi TR1またはMulti Pro 2で塗布→反応待ち→②酸性ホイールクリーナーをMulti Pro 2(耐酸性強化)で塗布→ブラシ洗浄→③ホイールシャンプー(または水でリンス)という流れが基本。逆さ・内側への塗布が必要な場面ではMulti TR1 360°またはMulti Pro 2 360°を使うと作業効率が上がる。

④ リンスレスウォッシュ・ケミカル塗布

リンスレスウォッシュやクリーナー塗布にはIK Multi TR1(トリガー)またはMulti Pro 2(蓄圧)を使う。トリガーは1Lで細部のピンポイント塗布に向き、蓄圧タイプは広面積を疲れずに塗れる。

05
スペアパーツ・消耗品
Spare Parts & Maintenance

IKスプレーヤーの大きな強みのひとつが、消耗品・スペアパーツを単品で購入できる点です。ミキサー・ノズル・シールキットを定期的に交換することで、本体を長期間使い続けることができます。

メンテナンスキット(シール・パッキン類)

内部のOリング・シール・ポンプパッキンの消耗品セット。スプレーヤーの液漏れ・加圧不良が出始めたら交換のタイミング。対応機種によってキットの種類が異なるため、必ず所有モデルに対応したキットを選ぶこと。

Maintenance Kit — 小型・標準用

Maintenance Kit — 大型用

フォームノズルキット(ミキサー交換用)

付属のフォームミキサー(オレンジ:ウェット / グレー:中間 / グリーン:ドライ)が摩耗・詰まりで性能低下した場合の交換セット。プレウォッシュにはグリーン(ドライフォーム)が泡の滞留性が高く向いている。

Foam Nozzle Kit — 小型用

Foam Nozzle Kit — 大型用

ノズルキット(マルチスプレーヤー用)

蓄圧マルチスプレーヤーのノズルは霧状・ジェット・シャワーの切り替え機構を持つ。経年でノズル先端の樹脂が摩耗したり、目詰まりが解消しない場合はノズルキットを交換する。

Nozzle Kit — 小型用

Nozzle Kit — 大型用

トリガーノズル(単品交換用)

トリガースプレーヤーのノズル単体の交換品。モデルごとに専用品があるため、所有モデルに対応したものを選ぶこと。360°モデルは対応した360°ノズルが必要になる。

トリガーノズル(交換用)

Battery Compressor(バッテリーコンプレッサー)

IK Battery Compressorは蓄圧スプレーヤーのエアバルブ(Foam Pro 2+・Multi Pro 12+など)に対応した専用ポータブルコンプレッサー。バッテリー駆動でポンピング不要の加圧が可能になる。Foam Pro 2+を使いたいが据え置きコンプレッサーを持っていない場合に合わせて導入する選択肢になる。

Battery Compressor

アクセサリー(6mホース・Pro Lid)

IK 6mホース は大型蓄圧スプレーヤー(Foam Pro 12・Multi Pro 9/12系)に取り付ける延長ホース。本体を地面に置いたまま離れた場所に噴射できるため、車体の反対側や高所への塗布がしやすくなる。IK Pro Lid は蓄圧スプレーヤーの専用フタ。本体が倒れた際の液漏れ防止や、ケミカルを入れたままの保管に便利なアクセサリー。

アクセサリー

06
よくある質問
Frequently Asked Questions
IKスプレーヤー Foam Pro 2・Foam Pro 2+・e Foam Pro 2(バッテリー式)はどれを選べばいい?
使用環境次第です。ガレージにコンプレッサーがある・またはFoam Pro 2+でエアバルブ加圧できる環境なら蓄圧式(Foam Pro 2+)が費用対効果で優位です。屋外・電源なし・保管場所での洗車など自由度が必要な環境ではe Foam Pro 2のバッテリー駆動が実用的です。蓄圧式は本体価格が安く、バッテリー式は充電管理が必要になるがポンピングの手間がない点が違いになります。
IKスプレーヤーでスノーフォームの代替はできますか?
ある程度は可能です。IK Foam Pro 12またはe Foam Pro 12を使えば車体全面へのフォーム塗布が実現できます。ただし高圧洗浄機+フォームガン(フォームランス)と比べると泡の密度・噴射力は劣るため、完全な代替ではなく「スプレーヤーでのプレウォッシュフォーム」として位置づける方が現実的です。使用するケミカルもフォームガン向けスノーフォームとは希釈倍率が異なる場合があります。
パーツクリーナーやシリコンオフをIK Multi TR1やFoam Pro 2に入れていいですか?
いいえ、使用禁止です。標準モデル(Multi TR1・Foam Pro 2など)は有機溶剤・石油系溶剤と非適合です。樹脂・シール部分が溶剤に侵され液漏れ・変形の原因になります。パーツクリーナー・シリコンオフ・タール除去剤(石油系)には必ずIK HCシリーズ(HC TR1またはHC 1.5)を使用してください。使用前にケミカルのSDS(安全データシート)で成分を確認する習慣を持つと確実です。
フォームミキサーのオレンジ・グレー・グリーンは何が違いますか?
泡のウェット感(水分量)の違いです。オレンジはウェットフォーム(水分量多い・泡が重く流れやすい)、グレーは中間、グリーンはドライフォーム(水分量少ない・泡が軽くケミカルが面に留まりやすい)です。面への滞留性を重視する場合はグリーンが向きやすいですが、使用するケミカルや希釈倍率によって最適なミキサーは異なります。まずグリーンで試してケミカルに合わせて調整するのが現実的です。
強アルカリのTFRには通常のIK Foam Pro 2を使っていいですか?
ケミカルのpH次第です。市販の一般的なTFRや弱アルカリ系プレウォッシュはFoam Pro 2(標準)でも使えるケースが多い(おおよそpH5〜11の範囲)です。ただしpH13〜14に近い強アルカリの高濃度TFRや業務用強力脱脂剤を頻繁に使う場合はIK Foam Pro 2 ALK(強アルカリ対応版)への切り替えを推奨します。使用前にケミカルのラベル・SDSでpHを確認してから判断してください。
07
まとめ
Summary

IK Sprayers(IKスプレーヤー)は洗車・ディテーリングで最も使用頻度が高いスプレーヤーブランドのひとつです。モデル選びのポイントを整理します。

フォーム vs マルチ▸ 泡で滞留させてケミカルを浸透させたい → フォームシリーズ
▸ 霧状・ミストで均一に塗り広げたい → マルチシリーズ
蓄圧 vs バッテリー▸ コンプレッサーあり → Foam Pro 2+(エアバルブ加圧)
▸ 電源なし・場所を選ばず使いたい → e Foam Pro 2(バッテリー式)
容量の目安▸ ピンポイント塗布・ホイール・部分洗浄 → 1〜1.5L
▸ 1台丸ごとフォームカバー → 6Lクラス(Foam Pro 12 / e Foam Pro 12)
耐薬品性▸ 有機溶剤・石油系 → HCシリーズ一択
▸ 強アルカリ(pH13〜14)→ ALKシリーズ
▸ 標準モデルへの溶剤投入は厳禁
360°対応▸ ホイール内側・底回り・逆さ噴射 → Multi TR1 360° / Multi Pro 2 360°
▸ Multi TR Mini 360° を工程に合わせて選ぶ
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