Parts Review

Labocosmetica NITIDO レビュー|ラボコスメティカ ニチドは垂れにくく拭きスジが残りにくい

公開日: 2026.11.04 更新日: 2026.11.04
ラボコスメティカ ニチド Labocosmetica NITIDO ガラスクリーナー 500mL ボトル正面
Parts Review — Glass Cleaner

Labocosmetica NITIDO レビュー|
ラボコスメティカ ニチドは垂れにくく拭きスジが残りにくい

垂直に近いサイドガラスでも垂れにくい。SDSの数値と実際の使用感で特徴を確かめました。
#Labocosmetica #ガラスクリーナー #イタリア製 #pH8 #原液使用

Labocosmetica(ラボコスメティカ)のガラスクリーナー NITIDO(ニチド)は、垂直に近いサイドガラスに吹き付けても液だれしにくく、アルコール臭が気にならないのに拭きスジが残りにくい製品でした。私は2023年12月に購入し、ガラスにもコーティングを施工した車の外窓で、洗車後の仕上げと日常の拭き掃除に使いました。

メーカーのSDS(安全データシート)では、ニチドはpH8の中性で、20°Cの動粘度は10mm²/sと水の約10倍です。この粘度が、ガラスに留まる理由です。一方で、油膜やウロコを落とす製品ではなく、メーカーの希釈倍率の記載もありません。購入前に、使う目的が合っているかを確かめておくと失敗しません。

この記事でわかること
  • ニチドのpH8・粘度・アルコールの量をSDSで確かめた結果
  • 運転席の垂直に近いサイドガラスで確かめた液だれの少なさ
  • ガラスコーティング施工車でニチドを使ったときの撥水の変化
  • ガラスクリーナー選びでニチドが向いている人と向かない人
最終更新:2026年11月4日
執筆・検証:
01

ラボコスメティカ ニチドとは|高粘度

Labocosmetica NITIDO Overview

Labocosmetica(ラボコスメティカ)の NITIDO(ニティド/ニチド)は、pH8・原液使用のガラスクリーナーで、水の約10倍の粘度でガラス面に留まりやすいのが特徴です。

イタリアのメーカー、MA-FRA(マフラ)が1965年に創業し、2016年にプロ向けブランドとして立ち上げたのが Labocosmetica です。NITIDO は、同ブランドのガラス用製品のうち日常の清掃と仕上げを担当する製品です。油膜・ウロコの下地処理には研磨剤の VITREO(ビトレオ)、撥水には AQUAVÈLOX(アクアヴェロックス)と、用途を分けています。

ラボコスメティカ ニチド Labocosmetica NITIDO フロントガラスに置いたボトルとガラス用クロス

洗車後の仕上げに使うニチドとガラス用クロス

私は2023年12月に海外販売店で購入しました。初めて使ったのは2023年12月のラボコスメティカでのフルウォッシュです。2026年11月時点では、国内の販売店・Amazon・楽天でも購入できます。

このレビューのポイント ニチドは油膜やウロコを落とす製品ではないため、私は洗車後の仕上げと日常の拭き掃除用と割り切っています。固着した汚れを別の除去剤で先に落としておくと、拭きスジの少なさを活かせます。

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02

ニチドのスペック|pH8の中性

Specifications — SDS Data

ニチドは、pH8(中性)・動粘度10mm²/s・容量500mLで、イソプロピルアルコールを5〜10%含む原液使用のガラスクリーナーです。

Labocosmetica NITIDO 500mL の仕様(SDS・公式製品ページ・製品カタログの記載)
Labocosmetica NITIDO — Spec
メーカーMA-FRA S.p.A.(イタリア)
品番LAB122
容量500mL(スプレートリガー付属)
pH8(20°C・原液・中性)
動粘度10mm²/s(20°C)
主な成分イソプロピルアルコール 5〜10%
1-メトキシ-2-プロパノール 3〜5%
非イオン界面活性剤・香料 5%未満
希釈原液で使用(希釈倍率の記載なし)
使用できる面すべてのガラス(スモークガラスを含む)
アンモニア不使用
直射日光下
での使用
可
引火点44°C

※スペックは MA-FRA 公式SDS(2023年9月8日版)・Labocosmetica 公式製品ページ・メーカー製品カタログより

ラボコスメティカ ニチド Labocosmetica NITIDO ボトル裏面の表示

ボトル裏面には成分と使い方の表示がある

粘度の目安 水の動粘度は20°Cで約1mm²/sなので、ニチドは水の約10倍の粘度です(当サイトの解釈)。メーカーと国内の販売店は「ジェル状」と説明していますが、実際はゼリーのような形ではなく、水より粘度の高い液体です。

SDSは熱から保護するよう求めています。引火点は44°Cです。

保管の注意 夏の車内やダッシュボードの上に置いたままにしないでください。ガレージや室内の、直射日光の当たらない場所で保管します。
03

希釈しない使い方|クロス2面で仕上げる

How to Use — Undiluted

ニチドは希釈せず原液をガラスに直接吹き付け、クロスで拭き取ったあと、クロスの乾いた別の面で仕上げ拭きするのがメーカーの使い方です。

1
ガラスの砂・ホコリを落とす
砂やホコリが残ったまま拭くと、ガラスに傷が付く原因になります(販売店の説明)。私は洗車後の仕上げに使うか、日常で汚れが気になったときに軽くホコリを払ってから使います。
2
ガラスに直接吹き付ける
原液をガラス面に直接吹き付けます。付属トリガーは先端を回すと噴射パターンを変えられるので、窓の大きさに合わせて調整します。メーカーは直射日光の下でも使えると説明しています。
3
クロスで拭き取る
清潔なマイクロファイバークロスで、吹き付けた液を拭き広げながら汚れを取ります。汚れたクロスを使うと拭きムラの原因になります(販売店の説明)。
4
乾いた別の面で仕上げ拭きする
4つ折りにしたクロスの反対側や裏側など、乾いた面で仕上げ拭きをします。私が2023年12月に初めて使ったときは、Koch Chemie(コッホケミー)の Pro Glass Towel で仕上げました。
販売店が案内する外窓の手入れの流れ
  • VITREO:固着した油膜・ウロコを落とす下地処理
  • AQUAVÈLOX:ガラスの撥水コーティング
  • NITIDO:日常の汚れ落としと仕上げ

国内販売店の説明です。メーカーが全車に指定する手順ではありません。

固着した汚れは、ニチドの前に専用の製品で落としておきます。ガラスのウロコ(シリカスケール)は研磨が基本で、同じ Labocosmetica には研磨剤の VITREO があります。白い水垢(ミネラルの付着)なら、弱酸性の SIDERO(シデロ)でも落とせます。

04

ニチドを実際に使って分かったこと

Hands-on Review — Side Windows

ニチドを外窓に使って分かったのは、垂直に近いサイドガラスでも液だれしにくく、アルコール臭が気にならないのに拭きスジが残りにくいことです。

サイドガラスで分かる液だれの少なさ

運転席や助手席の窓のように垂直に近いガラスでは、一般的なガラスクリーナーは吹き付けるとすぐに垂れてしまいます。ニチドは垂れが少なく、拭き取るまでガラス面に留まりました。ただし「ジェル」というほどの粘度ではなく、水と比べると粘度があると感じる程度です。

ラボコスメティカ ニチド Labocosmetica NITIDO 運転席の窓に吹き付けた状態

垂直に近い運転席の窓でも吹き付けた液が留まる

アルコール臭が気にならないのに拭きスジが残りにくい

拭きスジの出ないガラスクリーナーの多くは、アルコールが多く、使うとアルコール臭がします(私の経験)。ニチドはSDSでイソプロピルアルコールを5〜10%含みますが、アルコール臭は気になりませんでした。それでも拭きスジ・拭きムラはかなり出にくく、香りも良いと感じました。

ガラスコーティングの撥水は変わらなかった

私の車は、Adam's Polishes(アダムスポリッシュ)の Graphene Ceramic Spray Coating Advanced をボディとガラスに施工しています。ニチドで拭いたあとも、撥水の感覚は変わりませんでした。メーカーも既存のガラス保護剤を変質させないと説明しています。

付属トリガーは噴射パターンを変えられる

付属のスプレートリガーは、先端を回して噴射パターンを変えられるので、好みの吹き付け方ができます。付属品のトリガーとしては質の高い方だと感じました。国内の販売店はチャイルドロック付きのキャップを案内していますが、私が2023年12月に海外販売店で購入したボトルには付いていませんでした。

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05

よくある質問

Frequently Asked Questions

ラボコスメティカ ニチドは、洗車後の外窓をスジなく仕上げるためのガラスクリーナーで、原液のまま使います。

ニチドは希釈して使える?

ニチドはメーカーの希釈倍率の記載がなく、原液を直接吹き付けて使う製品です。国内では1:1〜1:4程度に薄めて使うユーザーもいますが、原液の方が良かったという口コミもあり、評価は分かれます。私は希釈せず原液だけで使いました。

ニチドで油膜は取れる?

ニチドは固着した油膜やウロコを落とす製品ではなく、国内の販売店も専用の除去剤ではないと説明しています。軽いギラつきが減ったという口コミはあります。固着したウロコの落とし方は車の水垢・スケールの種類別の落とし方で解説しています。

ニチドはガラスコーティングの撥水を落とす?

メーカーは、ニチドが既存のガラス保護剤を変質させないと説明しています。私の車(Adam's Polishes Graphene Ceramic Spray Coating Advanced をガラスにも施工)では、撥水の感覚は変わりませんでした。シリコーン系のガラス撥水剤で撥水が弱まったという口コミが1件あるため、気になる場合は目立たない場所で試してください。

ニチドは内窓にも使える?

ニチドはメーカーがすべてのガラスに使えると説明しており、内窓にも使えます。アルカンターラやレザーなどのデリケートな素材にも安全とされています。内窓の曇りが取れたという口コミが多くありますが、私は外窓中心で使ったため内窓では試していません。内窓では換気し、周りの内装に飛ばないよう注意します(販売店の説明)。

ニチドはどこで買える?

ニチド500mL(品番 LAB122)は、2026年11月時点で国内の販売店・Amazon・楽天で購入できます。取り扱いを終えた店舗や販売休止中の店舗もあるため、在庫は購入前に各ECで確認してください。
06

ニチドの評価スコア|4項目採点

Rating Score / 4 Items / 10 Points

ラボコスメティカ ニチドの評価は4項目平均8.6点で、拭きスジの少なさと液だれのしにくさが高く、洗浄力は軽い汚れ向けです。

拭きスジの少なさ
9.2/ 10
アルコール臭が気にならない処方でも、拭きスジ・拭きムラはかなり出にくいと感じました。仕上げ拭きは必要です。
液だれのしにくさ
8.8/ 10
垂直に近いサイドガラスでも垂れにくく、一般的なガラスクリーナーとの違いが分かりやすい項目です。ただし、ジェルほどの粘度ではありません。
使い勝手
9.0/ 10
付属トリガーの噴射パターンを変えられ、直射日光の下でも使えます。原液でそのまま使えるので準備もいりません。
洗浄力
7.5/ 10
洗車後の仕上げや日常の汚れには十分でした。固着した油膜やウロコを落とす製品ではないため、点数を抑えました。
07

ニチドは買う価値があるか|まとめ

Summary & Verdict

ラボコスメティカ ニチドは、洗車後の外窓をスジなく仕上げたい人には買う価値のあるガラスクリーナーで、油膜やウロコを落とす目的には向きません。

Labocosmetica NITIDO 総評
良い点
  • ▸ 垂直に近いサイドガラスでも液だれしにくい
  • ▸ アルコール臭が気にならず、拭きスジ・拭きムラが残りにくい
  • ▸ ガラスに施工したコーティングの撥水が変わらなかった
  • ▸ 付属トリガーの先端で噴射パターンを変えられる
気になる点
  • ▸ 「ジェル」というほどの粘度ではなく、水より粘度の高い液体
  • ▸ 固着した油膜・ウロコは落とせない
  • ▸ 国内では取り扱いを終えた店舗もあり、時期によって買いにくい
  • ▸ シリコーン系の撥水剤で撥水が弱まったという口コミがある
こんな方に向いている
  • · 洗車後の仕上げで外窓をスジなく拭きたい方
  • · アルコール臭の強いガラスクリーナーが苦手な方
  • · サイドガラスでクリーナーが垂れるのに困っている方
  • · ガラスコーティング施工車を日常的に拭きたい方
こんな方には向いていない
  • · 油膜やウロコをガラスクリーナー1本で落としたい方
  • · 希釈して安く使いたい方
  • · 強い汚れまで落とせる洗浄力を求める方

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