Labocosmetica NERO レビュー|
ラボコスメティカ ネロは艶重視の油性ジェル
Labocosmetica(ラボコスメティカ)のNERO(ネロ)は、水と混ざらない油性のジェルで、水性タイヤワックスより艶が高く、細口の注ぎ口で出す量を一定にしやすいタイヤワックスです。私は2023年11月に500mLを購入し、洗車のたびにタイヤクリーナーで洗ってブロワーで乾かし、スポンジで塗って拭き取りなしで仕上げています。
メーカーは「油っぽくない(non-oily)」と説明していますが、SDSでは石油系の炭化水素溶剤を30〜50%含み、水とは混ざりません。手触りはべたつかない一方で、成分としては油性に近い製品です。そのため、艶と持ちを優先したい方に向いています。ウインドウモールにも使えますが、メーカーの用途外で、ガラスが白く汚れたという購入者の報告もあります。
- SDSで分かるNERO 500mLが油性ジェルに分類される理由
- 油性ジェルのNEROと水性タイヤワックスで違う塗りやすさ
- タイヤクリーナーで洗って乾かしてから塗るNEROの塗り方
- NEROをウインドウモールに使ったビフォーアフターの比較
ラボコスメティカ NEROとは
Labocosmetica NEROは、イタリアのMA-FRA(マフラ)が手がけるLabocosmeticaの、希釈せずに使う500mLのタイヤドレッシングジェルです。
イタリアのメーカー、MA-FRA S.p.A.は1965年に創業し、2016年にプロ向けブランドとしてLabocosmetica(ラボコスメティカ)を立ち上げました。NERO(ネロ)はそのタイヤ用の仕上げ剤です。メーカーは「Tire Dressing Gel」と分類しており、国内の販売店では「タイヤコーティング剤」の名前でも販売されています。
ラボコスメティカのケミカルは、2021年1月に初めて購入しました。私はNEROの発売を知って、2023年11月に海外販売店から個人輸入で購入しました。

NEROを塗ったタイヤとボトル、ピタスポ
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NEROのスペック|SDSで見る成分
Labocosmetica NEROは、炭化水素系溶剤を30〜50%含み、水と混ざらない、粘度400mm²/s(40°C)のタイヤ用ジェルです。
| NERO — Spec | |
|---|---|
| 種類 | タイヤドレッシングジェル(希釈なし) |
| 容量 | 500mL |
| 品番 | LAB123 |
| 主な成分 | 炭化水素(C12〜C15・ノルマルアルカン/イソアルカン・芳香族2%未満)30〜50% 炭化水素(C15〜C20)5〜10%未満 ジメチルポリシロキサン |
| 水への溶解性 | 水と混ざらない |
| 粘度 | 動粘度400mm²/s(40°C)・粘度420mPa·s(20°C) |
| 密度 | 0.9g/cm³(20°C) |
| 沸点 | 100°C超 |
| 引火点 | 該当なし |
| 色・におい | 無色・心地よい香り |
| 製造元 | MA-FRA S.p.A.(イタリア) |
※スペックはMA-FRA S.p.A.のSDS(2023年9月8日改訂・Version 1)より。品番は海外販売店の表記。ジメチルポリシロキサンの配合率はSDSに記載なし。pHは、水に溶けないためSDSに値の記載なし
4つの特徴|ジェルと細口の注ぎ口
Labocosmetica NEROの特徴は、溶剤系のジェル、細口の注ぎ口、飛び散りにくさ、文字や溝のムラの出にくさの4つです。

キャップを外すと先の細い注ぎ口が出る
- べたつかず、乾きが早い
- 洗車や雨に強い
- 高い潤滑性で塗りやすく、使用量が少なくて済む
- 文字や溝にも均一に塗れ、クモの巣状のムラを防ぐ
- ひび割れや天候の影響からタイヤを保護する
NEROと水性タイヤワックスの違い
Labocosmetica NEROは、水性タイヤワックスより塗り広げやすさで少し劣る一方で、艶と持ちを優先した油性のジェルです。
本記事では、水をベースにしたものを「水性」、石油系の溶剤をベースにしたものを「油性」と呼びます。NEROは、メーカーの説明では「油っぽくない」とされていますが、これは手触りの話です。成分は溶剤系なので、本記事では油性として扱います(当サイトの解釈)。
| 項目 | NERO | 水性タイヤワックス |
|---|---|---|
| ベース | 石油系の炭化水素溶剤30〜50% | 水 |
| 水との混ざり方 | 混ざらない | 混ざる |
| 形状 | ジェル | 乳液・スプレー等 |
| 塗り広げやすさ | 伸びは良い方 | さらっとして伸びが良い |
| 艶 | 高い | 控えめ |
| 持ち | 長め | 短め |
※NEROのベース・水との混ざり方はSDSより。水性タイヤワックスは一般的な傾向、NEROの塗り広げやすさ・艶・持ちは私の使用感
油性と水性のどちらを選ぶべきか
- 艶と持ちを優先したい → NERO
- さっと塗れる手軽さや、自然な艶を優先したい → 水性タイヤワックス
- 石油系溶剤を避けたい → 水性タイヤワックス
両方を使ってきた私の選び方
私は水性と油性の両方のタイヤワックスを使ってきました。施工性では、さらっとした水性の方が伸びが良く塗りやすいと感じます。それでも、ジェルのNEROは伸びも悪くなく、艶と持ちで水性を上回るので、洗車の仕上げにはNEROを選んでいます。
タイヤワックスの塗り方|乾かしてから
Labocosmetica NEROは、タイヤを洗って乾かしてから、スポンジに出して塗り広げ、そのまま乾かす3段階で使うタイヤワックスです。
メーカーの手順は「パッドに出す → 均一に塗り広げる → 乾かす」の3つです。ここでは私の洗車での手順を、洗浄と乾燥を含めて紹介します。

NEROとピタスポ

NEROを塗って乾かしたタイヤ
タイヤワックス用スポンジを見てみる
- タイヤの接地面(トレッド)
- ボディやホイールにはみ出した分は、乾く前に拭き取る
タイヤと一緒にホイールも洗う場合の手順とブラシの使い分けは、次の記事で紹介しています。
NEROを実際に使って分かったこと
Labocosmetica NEROは、注ぎ口から出す量が一定で扱いやすく、水性より高い艶が出るタイヤワックスで、ウインドウモールの黒さも戻せました。
注ぎ口から出す量が一定になる
タイヤワックスの容器には、ペットボトルのように傾けて出すものもあり、一度に大量に出てしまうことがあります。押すと注ぎ口が飛び出すフタ付きキャップも多いのですが、押す力で出る量が大きく変わり、注ぎ口にも液が付いてべたつきます。NEROはキャップを外して注ぎ口を出す形なので、ジェルがキャップの外側やボトルに垂れず、出る量もほぼ一定でした。
ジェルの伸びと艶
NEROは粘度の高いジェルですが、スポンジでの伸びは良い方です。艶はギラギラとまではいかないものの、高い方だと感じました。持ちも水性タイヤワックスより長い印象です。香りは香水のような爽やかな香りで、私も好みです。海外販売店も香水のような香りと説明しています(販売店の説明)。

NEROを塗ったタイヤの艶

文字と溝まで黒く仕上がったタイヤ側面
飛び散りと茶色い汚れ
走行後に、ボディへの飛び散りに気付いたことはありません。塗ったあとに、タイヤの茶色い汚れ(ブラウニング)が浮いてきたこともありませんでした。
ウインドウモールにも使った結果
メーカーの製品ページで使用部位として挙がっているのはタイヤだけです。一方、海外販売店は外装のゴムモールにも使えると案内しています(販売店の説明)。私はタイヤと同じゴムなので、ウインドウモールにもディテーリングスワブで塗っており、白っぽくなったモールの黒さがかなり戻りました。ガラスに付いた分はすぐにガラスクリーナーのLabocosmetica NITIDOで拭き取っており、私の車では油膜になったことはありません。モールを集中して手入れした回の作業は、洗車ブログ⑬ ウインドウラバーモールの集中ケアで紹介しています。

ウインドウモールにはディテーリングスワブで塗る

塗る前のウインドウモール

NEROを塗ったウインドウモール
- メーカーの用途外のため、試す場合は自己責任になる
- 窓枠のゴムモールに塗った後、雨の後でガラスに白い落ちにくい汚れが付いたという購入者の報告がある(原因は不明)
- 塗る量は少なくし、ガラスに付いた分は乾く前に拭き取る
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よくある質問
Labocosmetica NEROは、艶と持ちを優先する方に向いた、水と混ざらない油性のタイヤ用ジェルです。
ラボコスメティカ ネロは水性と油性のどちらですか?
ネロはタイヤコーティング剤ですか?
ネロの塗り方は?
ネロはどれくらい持ちますか?
ネロを塗るスポンジは何がいいですか?
ネロはゴムモールにも使えますか?
油性のタイヤワックスはタイヤを傷めますか?
ネロはどこで買えますか?
NEROの評価スコア|4項目採点
Labocosmetica NEROの評価は、艶の仕上がり9.0・塗りやすさ8.5・容器の使い勝手9.3・コスパ8.0で、平均8.7です。
NEROは買う価値があるか|まとめ
Labocosmetica NEROは、艶と持ちを重視し、出す量を細かく調整したい方には買う価値のある、油性ジェルのタイヤワックスです。
- ▸ 水性タイヤワックスより高い艶が出る
- ▸ 細口の注ぎ口で、出す量がほぼ一定になる
- ▸ ジェルがボトルの外側に垂れず、べたつかない
- ▸ ボディへの飛び散りに気付いたことがない
- ▸ ウインドウモールの黒さも戻せた(メーカーの用途外)
- ▸ 施工性は、さらっとした水性タイヤワックスに一歩譲る
- ▸ 価格は高い部類
- ▸ 楽天は価格がかなり高く、Yahoo!では取り扱いがないため、購入先が限られる
- ▸ 持続期間は販売店の説明でも最大2週間〜約4週間と幅がある
- ▸ ウインドウモールへの使用は、ガラスの汚れの報告がありメーカーの用途外
- · タイヤの艶と持ちを優先したい方
- · スポンジに出す量を細かく調整したい方
- · ラボコスメティカのケミカルでそろえたい方
- · 石油系溶剤を避けたい方
- · 自然で控えめな艶が好きな方
- · スプレーで手早く仕上げたい方
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