アメリカのコードレスツールブランド、EGOが展開するブロワーのフラッグシップモデルが「POWER+ 765 CFM BLOWER」です。EGOはアメリカでメジャーなコードレスツールメーカーで、ブロワーのほかに芝刈り機・草刈り機・除雪機など幅広いラインナップを持ちます。これらすべてが56V ARC Lithium™という独自バッテリーシステムを共有するエコシステムになっています。
購入を検討し始めたのは1年ほど前。本体サイズの大きさと収納スペースの問題がネックでしたが、収納問題は後回しにする決断をして最終的に購入に至りました。カーケア用途に最適化するため、付属品のほかに純正ショートノズル・傷防止バンド・ターボクリップを別途購入しています。




| POWER+ 765 CFM BLOWER — Spec | |
|---|---|
| 最大風量(ターボ) | 765 CFM(21.66 ㎥/min)/ 200 MPH |
| 通常風量(可変) | 260〜580 CFM(無段階ダイヤル) |
| バッテリー規格 | 56V ARC Lithium™(EGO純正) |
| 付属バッテリー | POWER+ 56V 5.0 Ah |
| 本体重量 | 2.1 kg(バッテリー別) |
| バッテリー重量 | 2.18 kg |
| 総重量(本体+5.0 Ah) | 4.28 kg |
| モーター | 高効率ブラッシュレスモーター |
| 防水性能 | IPX4(耐候性) |
| 付属ノズル | テーパーノズル・スプレッドノズル |
| バッテリー互換 | EGO 56V ARC Lithium™ 全シリーズ対応 |
EGOのブロワーラインナップは現在8モデルです。モデル名の数字が最大風量(CFM)を示しており、これが選定の主な基準になります。
| モデル | CFM | ㎥/min |
|---|---|---|
| POWER+ 880 CFM(2025年1月発売) | 880 | 24.92 |
| POWER+ 765 CFM ← 購入 | 765 | 21.66 |
| POWER+ 670 CFM | 670 | 18.97 |
| POWER+ 650 CFM | 650 | 18.41 |
| POWER+ 615 CFM | 615 | 17.41 |
| POWER+ 580 CFM | 580 | 16.42 |
| POWER+ 530 CFM | 530 | 15.01 |
| POWER+ 480 CFM | 480 | 13.59 |
※小数点第三位を四捨五入。880 CFMは購入後に発売されたモデルのため未使用。
購入時点では765 CFMがラインナップ最上位でした。カーケア用途での風量を最優先に考えていたため、当時の最上位である765 CFMを選んだのは自然な判断です。もし購入前に880 CFMが発売されていたら、迷わずそちらを選んでいたと思います。
国内で入手できる強力ブロワーとのスペック比較です。重量はすべてバッテリー込みの値で統一しています。

EGOとの差が最も小さいのはHiKOKI RB36DCで、その差は1.86 ㎥/minです。2026年2月発売と新しく、EGOに迫るスペックを国内で入手できる点は素直に評価できます。重量も3.7 kgとEGO(4.28 kg)より軽く、バランスの取れた選択肢です。
マキタはブロワー単体の風量ではEGOに劣りますが、インパクトドライバー・丸ノコなどプロからDIYユーザー向けの電動工具から、冷温庫・扇風機といったアウトドア・キャンプ向け製品まで膨大なバッテリー互換製品を持つエコシステムが最大の強みです。すでに他のツールでマキタバッテリーを使っているユーザーにとっては、バッテリーを共用できる点が大きなメリットになります。MUB362DやMUB184Dはその前提で選ぶ選択肢として十分に合理的です。
本体重量はラインナップ中最も軽い2.1 kgですが、EGOのスペック表記は本体のみです。付属の56V 5.0 Ahバッテリーが2.18 kgあり、装着状態での総重量は4.28 kgになります。バッテリーが本体より重いという珍しい構成です。
バッテリーサイズも国内製品と比べて大きく、マキタ18V 6.0 Ahバッテリーとの比較ではひと回り以上のサイズ差があります。充電器のサイズ差は大きくありませんが、バッテリー本体の差は明確です。




本体にはテーパーノズル・スプレッドノズルが付属しますが、どちらも全長があり、限られたスペースでの取り回しが悪いため、短いノズルへの交換が実質的に必要です。検討した3つの選択肢を比較します。
全長約19 cmの純正ショートノズルです。先端がラバー素材のため、万が一ボディに接触しても傷のリスクが低い。純正品のためフィッティングも完璧で、取り付け・取り外しのストレスがありません。
アメリカのメーカーの社外品。Blowerband装着状態でAST2000とほぼ同じ全長です。ただし海外ユーザーのレビューで本体との嵌合精度の悪さを指摘する声が多く、3Dプリント製造によるばらつきが懸念されたため選択肢から外しました。
同じくアメリカのメーカー。品質評価は高いものの全長が約28 cmと長めで、取り回しを考慮して選択肢から外しました。
純正の安心感・先端ラバー・フィッティング精度の観点からAST2000 Short Nozzleを選択しました。
EGO本体・ノズル以外に購入したのは2点です。




765 CFMという数字は実際に使うと納得感があります。ルーフやボンネット・ドアパネルなどの広い面積でも、ボディに撥水コーティングが施されていて水が弾く状態であれば一瞬で水が吹き飛んでいきます。水が弾けるように消えていく感覚は毎回気持ちよく、洗車の締めとして爽快感があります。ドアミラー・ドアノブ周辺・ボンネットの隙間など水が溜まりやすい箇所も短時間で処理でき、ブロワーで「吹き残し」を意識することがなくなりました。
総重量4.28 kgは国内製品と比べて重く、長時間の使用では腕への負担を感じます。収納スペースについても購入前から懸念していた通りで、本体・バッテリー・充電器のサイズは国内製品より一回り大きいです。カーケア用途では割り切りが必要なデメリットです。
ターボモード固定はロングユースで効果を実感します。ボタンを押し続けるストレスがなくなり、車全体を一気に処理できます。
- ・風量が圧倒的でブロワー作業の効率が大幅に上がる
- ・撥水コーティング済みの面では水が一瞬で弾き飛ぶ爽快感がある
- ・ショートノズル+Blowerbandで取り回しと傷防止を両立
- ・TurboClipでターボモード常時固定が可能
- ・ブラッシュレスモーターで低振動・長寿命
- ・IPX4防水で屋外使用も安心
- ・バッテリー込みで4.28 kgは国内製品より重く長時間使用で腕に負担がかかる
- ・本体・バッテリー・充電器が大きく収納スペースが必要
- ・バッテリー重量が本体を超える(2.18 kg)
- ・国内での入手性に制約がある
- ▸ 国内最強クラスを上回る21.66 ㎥/minの圧倒的な風量
- ▸ 撥水コーティング済みの面では水が一瞬で弾き飛ぶ爽快感
- ▸ ラインナップ中で最も軽い本体重量(2.1 kg)
- ▸ AST2000 Short Nozzleで取り回しと傷防止を両立
- ▸ Blowerband・TurboClipでカーケア用途に最適化できる
- ▸ IPX4防水・ブラッシュレスモーターで耐久性が高い
- ▸ バッテリー込みで4.28 kgは国内製品より重い
- ▸ 本体・バッテリー・充電器が大きく収納スペースが必要
- ▸ 国内での入手性が限られる
- ▸ EGO 56V専用バッテリーのため他ブランドとの共用不可
- · 洗車後の水滴吹き飛ばしに妥協したくない
- · 風量最優先で最上位モデルを選びたい
- · カーケア用途向けアクセサリーで道具を整えたい
- · 収納スペースと重量・入手ルートの課題を割り切れる
- · 収納スペースに制約がある
- · 軽量・コンパクトなブロワーを求めている
- · 国内で気軽に入手・修理・サポートを受けたい
- · 既存のマキタ・HiKOKIバッテリーと共用したい
※ラインナップ上位モデルに 880 CFM(2025年1月発売)がありますが購入後の発売のため未使用です。
- Blowerband Green — ノズル先端傷防止バンド
- POWER+ 765 CFM BLOWER — コードレスブロワー本体
- POWER+ 56V 5.0 Ah Battery — 付属バッテリー
- AST2000 Short Nozzle — 純正ショートノズル
- TurboClip — ターボボタン固定クリップ