My Home Blog③ ガレージプラン-2

マイホームブログ第3弾。
前回のブログが昨年の9月………間が空き過ぎてしまいました。
建築工事もまぁまぁ進み、一段落な感じです。

今回はガレージについて紹介します。
※洗車用品の収納部屋(以下GCL)
※掲載している図面は自分達(夫婦)で作図したものです。掲載にあたり一部表記は削除しています。

■ガレージの平面計画

ほとんどの計画は当初から変更有りません。
(納戸2=GCLです)

「ビルトインガレージ内での洗車」
この理想の為に、かなり時間を掛けて検討してきました。

ガレージはW6.37m×D7.28mです。
洗車をする際は1台は外に出します。
2m×5mの車を洗う場合、左右はそれぞれ2m程度・前後は1m程度の空きです。
左右に関しては余裕がありますが、前後はそれぞれ1m程度なので狭いですね。
配置計画上、諦めるしかなかったです。

●ガレージシャッター

ガレージシャッターは文化シャッター/御前様
巻き上げ式のシャッターです。
オーバースライダーはガレージ内の天井面にレールの設置が必要な為、デザイン的に選択肢に無かったです。


三和シャッター/静々動々と相見積もりを取りましたが、文化シャッター/御前様の方が安かったです。
特にデザイン・性能の違いは無いと思うので、価格で決めました。
ちなみに文化シャッター/御前様の価格は、詳細金額は伏せますが130万円~150万円程度でした。
サイズはH2495mm×W4983。
H寸法は2500mm以上で価格が上がるので、2500mmを超えないように計画しました。

カラーは全てブラックです。

シャッターボックスの納まりは後程紹介します。

●床仕上げ

当初からタイル仕上げの計画です。
これは譲れません。
デザイン・機能的に考えて、我が家にはタイルがベストです。
初期投資は高いですが、土間コンクリートではメンテナンス(塗装等)していかないと、悲惨です。

採用したタイルは名古屋モザイク/モンティニャック/600×600×t20


車の荷重を考えると10mm厚みのタイルでは不安です。
20mmタイルだと選択肢が少ないですが、いくつかサンプルを取った中で一番気に入りました。
色はライトグレーです。
ガレージ内のその他の要素が全てブラックなので、明るめのタイルにしました。
材料単価としては、㎡/10,000円程度です。

●排水計画

ガレージ内で洗車をする為、排水が必要です。
数パターン考えましたが、「シャッター側に向けて一定勾配・ガレージ内に側溝(排水溝)を設置」という案で落ち着きました。
・断面図

※車はCADデータがあった、BMW 8シリーズ(コンセプト?)です。

水勾配は約0.8%。あまり勾配をきつくすると、バケツドリーやディテーリングカートが転がっていく恐れがあります。
0.8%で良いのかどうか……実際に完成して洗車するまで何とも言えません。

排水溝は現場打ちで製作、グレーチング蓋を掛けるといった感じです。
排水は外部の雨水桝に接続します。
外部の雨水桝から外気や虫等が侵入しないように、排水溝内の排水管には洗車時以外は蓋が出来るようにしています。

グレーチング蓋は、鋳鉄製で計画しています。
先ほども紹介しましたが、ガレージ内デザインは、床がライトグレーのタイル、その他はブラックです。
ここに、スチールやステンレスのグレーチング「シルバー」が来ると違和感です。
なので、「ブラック」の鋳鉄製にしてます。
グレーチング蓋については、商品選定に未だに悩んでますが、イメージはこんな感じです。

排水溝内は、引き渡し後に自分で防水塗装をしようかと思います。
その方が汚れにくく、メンテナンスも容易です。

●シャッターの納まり

最初に紹介しましたが、我が家は文化シャッター/御前様を採用しています。
巻き上げ式の為、ガレージ内にシャッターボックスの設置が必要です。
天井埋込(天井内納まり)という選択肢もありますが、メンテナンス・故障時の事を考えて露出納まり(ケース納まり)にしました。

ただ、普通に露出納まりにすると、シャッターボックスの存在感が強いと思うので、一部天井を折り上げてます
折り上げのサイズについては天井材のサイズ、シャッターボックスのメンテナンスを考慮し決定しています。
折り上げた側面には給気口を設置しています。リビングからは見えない位置に配置しています。

メーカーさんの承認図だとこんな感じです。

●壁・天井の仕上げ材

床については、タイル仕上げですが、壁と天井はスパンドレルにしました。
いわゆる板金です。

使用するのは、アサヒ金属/鋼板スパンドレル/F型(目地無)働き幅200mm
理想を言うともう少し働き幅が広い物でも良いかなと思いましたが、恐らく特注になります。

カラーは先ほども触れましたが、ブラックです。
壁・天井共にブラック、リビングとの間に入るサッシ等もフレームはブラックなので、かなり引き締まった空間になると思います。
壁一面に関してはアクセントで色を変えようかと思いましたが、リビングから常時見えるので奇抜なカラーは避けたいですし、ホワイトは明るすぎる。
グレーにすると、床のタイルと同色でぼやけた印象になりそうなので、思い切ってブラックにしました。

建材全般に言えますが、「グレー」という色はメーカーや材料によって全く合わないんですよね。
ホワイトやブラックでも材料(鋼板と塗装等)や艶感でピッタリは合いませんが、グレーよりはマシです。
さらに言うと、「ホワイト」は色々な建材でもカラーラインナップに入っているので、合わせやすいです。
最近になって、家電もそうですが、ブラックがラインナップに加えられつつあるので、ブラックも合わせやすいですが、他のカラー(ホワイト)より、価格が高い傾向があります。

ちなみに、スパンドレルの貼り方向ですが、壁は縦貼り・天井は長手に貼ります


我が家のスパンドレルの厚みは0.5mmです。
一般的なガルバリウム鋼板は0.27mmです。
なので、一般的なガルバリウム鋼板と比較すると厚みは2倍です。
あまり薄いと表面が波打ってしまいます。
0.5mmだと波打たないかと言われると分かりませんが、リスクは減ると思います。

次ページ、ガレージで最も重要な設備「シーリングブーム」を紹介します。

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